登山の初心者向けに配信しています。
登山やったことがありませんが、大丈夫ですか?
- 危険がない行動が知りたい
- 登山の計画はどうやってやるのがよいのかな
- 持っていくのに必要な道具は何かな。
いろいろ心配があるかもしれませんが、問題ありません。
これから山に行く前に必要な知識を説明します。
- 安全な歩き方がわかります
- 簡単で安全な計画をたてることができます
- 登山に必要な最低限の持ち物がわかります
◇えむちんの独り言◇
高校山岳部で本格的に山を知り社会人で色々な山を登ってきました。
一番長い登山は、テント9泊10日を単独で北アルプスを縦走しました。
南は屋久島の縦走、北は利尻山まで幅広く登っています。
でも原点は「旅行」です。
今回は初心者向けの配信ですが、結局一番楽しい行動ではないかなと思っています。
頑張って書いていきますので、よろしくお願いします。
危険のない行動とは
目次
とにかく焦らずにゆっくり行動することです。
これが体力温存のポイントです。焦ることは体力を奪うことなのです。
軽く喋れるくらいのペースで歩く
登山といえば、汗かきかき、ハアハア言いながら頑張らないといけない思いがちですが、
普通に町を歩くような感覚でよいです。
>傾斜があるので大変だよね?
<もっとゆっくり歩けばいいよ
ゆっくり歩く、これにつきます。あまりゆっくり過ぎると足の筋肉に負担がかかることがあります。
そこは、バランスだと思いますので、試行錯誤思います。
行動は3時間、休憩は1時間間隔で
3時間を歩くとおしゃべりも十分出来て、丁度よく感じるかと思います。
休憩は、1時間間隔が最適だと思います。
あまり短い間隔ですと急いで歩いて直ぐに休むという癖がついてしまい、ゆっくり移動するという練習になりません。
ゆっくり歩くことは、何日かをかけて歩く縦走でも同じですし、基本です。
- 30分間隔 休憩5分
- 50分間隔 休憩10分
- 60分間隔 休憩15分
- 90分間隔 休憩30分
安全な計画をたてる
山の素人が登山計画をたてることができますか。
問題ありません。
旅行の計画たてることがあれば、フィールドが違うだけで
ルールを知ればよいということになります。
登る山が決まっていることを前提に話を始めます。
登山の時間帯は早めに
登山は登る時間帯が重要です。
山はどうしても午後から天気が悪くなるため早めの行動にこころがけましょう。
ガスも沸く、風が吹き始める、雨降る確率も上がるということで、歩く条件は悪くなります。
標高の最高点が11~12時までに到着していること。
午前の爽やかな時間帯に登りきる、ここがポイントです。
最高点が12時で決まれば、登る時間は地図やガイドブックを確認します。
工程3時間であれば、登り2時間、下り1時間という感じでしょうか。
さて、登る時間は2時間ならば、休憩する時間が必要になります。
休憩の推奨は、1時間歩いて、15分~20分休憩です。
頂上のランチタイムは1時間たっぷりとる。
登山の醍醐味は、食事が美味しく頂けること。
この時間は1時間たっぷりあったほうがよいと思います。
でもですねー、あっという間に時間は無くなります。
ということでタイムランは以下のようになります。
9:30登山開始 → 10:40休憩 → 11時歩行
→ 12時頂上(楽しい昼食タイム1時間) → 13時下山開始 →14時下山完了
歩く距離と標高の時間について
自分がテント泊縦走していた時は、以下を参考に計画を立てていました。
距離1km | 30分 |
標高100m | 30分 |
低山や高山、登山道の難易度は異なりますが、だいたいこれでいけます。
登山に必要な最低限の持ち物とは
飲食 | ||
飲み物 | 場所によりますが、3時間の行動なら、1リットルは最低準備しましょう。
私は飲む方なので日帰りでも2リットル持っていきます。 |
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行動食 | 火を使わずに食べれるもの。ビスケット、チョコレート、ゼリー、カロリーメイト、飴 | |
昼ごはん | 縦走中はいつもアルファ米を食べています。
日帰りは、コンビニ弁当、おにぎりなどなど コンロがある時は、頂上でインスタントラーメンを食べるのがアツイです(藁) |
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命の関わる重要なアイテム | ||
登山靴 | 歩く上で必ず必要なもの。登山靴は強力なグリップ。歩くための踏ん張りがきくようにブーツ底が厚く硬くなっている。足首を守り筋肉の代わりをする。など登山には欠かせないもの | |
アウター | 風を通さないため、風が体に当たることによる体感温度は下がらない利点がある。
ゴアテックスを代表するように、外からの湿気を入れず、内側の湿気を外に出す機能があるものが快適 |
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ザック | 自分の体にあったものは、軽く感じて快適。運動学で設計されているので、これも登山専用のものを利用したい | |
体力を温存するアイテム | 濡れ冷えを防止する観点で考える | |
インナー | 肌に直接にあたるものは、ドライで快適なものが良いです。綿はやめたほうがいいです。夏汗がひどいと絞れるくらい水分をため込んでしまい不快です。高所山岳地帯に行くなら、サーマスタット、ブレスサーモなど、専用のインナーをおすすめします。 | |
ミッドウェアー | 保温が第一目的です。代表はフリースです。吸水率も高いため、インナーから出た水分を吸収しやすいですし、濡れても冷たく感じない特徴があります。 | |
スパッツ | 靴と足を覆うように付けます。防寒、防水、防塵の役割があります。
特に靴は上から足を通すので上が開いています。それを塞いで濡れを防ぐこと、また、 アウターが下からめくれる事を防止するのに役立ちます。 |
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手袋 | 寒くなくても欲しいアイテムです。笹のブッシュなどを通過するときなどは、手が切れて怪我するといけませんし、防寒よりも、怪我防止で利用することがあります。 | |
ズボン | 軽くて、やっぱり速乾性のものがよいです。ダクロンQDなどがおすすめです。
逆にジーンズなどの硬い素材は、捻挫することがありますのでおすすめしません。 |
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帽子 | 紫外線対策です。またアウターの頭のフードを装着した時に、つばが付いた帽子ですと顔が隠れないので、雨の時は重宝します。 | |
タオル | 汗拭きにかかせません。 | |
その他 | ||
ヘッドライト | 夜でも歩けるライトは、いざという時のために持っていた方がよいと思います。
最近はLEDですので小さくて軽いため、それほど気にならないと思います。 |
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デバッキングエイド | バンドエイドくらいはあった方がいいかなと思います。
縦走やテント泊でなければそれほどこだわらなくてもよいかなと思います。 |
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携帯電話 | 最近は便利になりまして、標高と現在地は携帯1つで分かるようになりました。
標高は高度計ではなく、現在地から地図の情報を組み合わせたものだといいますが、結構精度が高かったりします。 おすすめの地図などについてはまたの機会にお話しします。 |